夏の温泉!

冷たい温泉?

「温」じゃない温泉?

温泉というと、大抵の場合はその文字通り、温かいものを想像されると思います。
それどころか、通常のお風呂よりも熱いものを想像することが多いのではないでしょうか?
そのため、もともと気温が暑い夏は温泉はちょっと、と敬遠している人も多いかと思います。

そこでここでは、「温かくない」温泉を紹介します。
今回紹介するのは「下部温泉」です。
ではそもそも、温かくない温泉というのはどういうことなのか?ということについて見ていきましょう。

そもそも温泉の定義というのが何か、ということです。
温泉というからには温かい、熱いことも一つの条件とされていると勘違いしがちなのですが、実は温泉の条件となる温度の条項は思ったよりずっと低いのです。
その温度はなんと25℃以上という基準となっていますから、温かいどころか冷たい温度であっても温泉としての条件をクリアできます。

勿論温度だけではなく、温泉として認定されるのには他の基準もあります。
それが「成分」です。
指定された成分が基準値以上に含まれているか、あるいは温泉成分が濃く含まれているなら、温度は低くても温泉として認定されるわけです。

今回紹介する温泉はまさにそんな条件を満たした、「冷たい温泉」です。
実は温度の低い温泉自体はそこまで稀ではなく、各地に有るにはあるのですが、大抵の場合はそのまま利用されるわけではなく、加熱して普通のお湯の温泉として利用されています。
ただ、この下部温泉を代表として、何故か山梨県ではこれを冷たいまま利用していることが多い傾向にあります。

とはいっても、冷たい温泉だけではやっぱり疲れが癒やされない、と感じることでしょう。
そこでここの温泉は冷たい温泉と、温かい温泉を両方用意しており、交互に入るというスタイルを取っています。
この交互に入るということがポイントの一つで、温度差によって血行が促進され、温泉効果をより高めることが出来るようになっています。

下部温泉のルーツは戦国時代にさかのぼる事ができ、風林火山で有名な武田信玄も当時として訪れているという、歴史がある温泉です。
温泉郷全体として落ち着いた雰囲気があり、温泉宿というよりは湯治場としての雰囲気を感じられるようになっています。

冷温交互入浴が楽しめるくつろぎの宿

では、そんな下部温泉から一箇所の宿を紹介します。
今回紹介するのは「くつろぎの宿 裕貴屋」です。
こちらは山梨県南巨摩郡身延町にあります。

アクセスにはJR下部温泉駅からバスを利用するか、お車を利用する場合は中央道八王子インターから二時間程となっています。
日帰り入浴も出来ますので、一風変わった冷たい温泉、一度楽しんでみるのはいかがでしょうか。